「木づかいのまち小田原」

FMおだわら78.7MHz 情報番組「MORNING GARDEN」

毎月第4火曜日午前10時5分~

 

おだわら森林・林業・木材産業再生協議会方々をお迎えして、小田原の森や小田原産木材に関わるお話や木づかいへの思いを

パーソナリティ牧いずみとフリートークするコーナーです。


vol.1【小田原地区木材業協同組合 専務理事】高木 大輔

先代・先々代に尊敬を抱きつつ、
子供・孫の代まで続けていくという襷

―小田原産の木材を使った活動が数多くありますよね?

そうですね、おかげさまで『おだわら森林・林業・木材産業再生協議会』が設立されて約5年目ですかね。

その間に、様々な小田原の森と木にまつわる活動をしてきて、今振り返ると、いろんなところに木の景色が出来てきたなぁと少しずつ実感しているところです。


―市内に木のベンチがあったり、市役所にも(一部の)廊下が木のしつらえになりましたね。そういうのも協議会の活動の一環ですか?

まさにそうですね。この、森林・林業・木材産業再生協議会っていうのは、川の流れでいうと、川上である森、そして我々のような川中の製材 ないし 材料や木材を供給する立場と、川下である大工職だとか、木工をやっている箱根物産連合会だとか、そういう方々との連携がこの協議会の大きな括りになりますね。

―その中で高木さんの携わっている仕事はどういった所になるのでしょうか?

先ほど言ったとおり、我々は川中の位置です。

小田原の地形で言うと森と海は近いんですけれども、我々もその部分で言うと、森と郷を繋いでいるそういう中間の部分にあたるんじゃないかなと思いますね。

―具体的にはどういうお仕事になるんでしょうか?

森で育っている木っていうのは、伐採した時にはちょうど丸太になっているんですよね。
それを例えばお家にするときは、柱だったり土台にするために四角くしたり、木工屋さんに出すときは小さくしたり、必要な形に変形させる。
一本の木は大きいわけですから、それを加工しやすいように形にするのと同時にそれをストックする。欲しいときに渡せるような状況まで持っていっておく。そういったような役目になりますね。

―実際に小田原の森の状況はどんな感じなんでしょうか?

これは小田原に限った状況では無く、日本全体に言えると思うんですが、日本の中で木材を消費する割合っていうのがあるんですけれども、まだまだ、半分までも行ってない。ほとんどが海外から来る木材でまかなわれているというのが現状なんですね。
それは決して悪いことではないんですけれども、豊かな森を持っている世界でも森林国として2位・3位になるくらいの日本にとっては、自国の豊かな森の恵みを活用して、さらに若い伊吹を植えていくっていう循環型森林系を育成するにはもっともっと日本の木を使っていかなければいけない。
国の施策として、50%以上使っていこうという目標がありますので、我々は地元の森を豊かにするために使っていく。そういうことでしょうかね。

―小田原の森にはどういう種類の木があるんでしょうか?

木の種類でいうと、自然に生えた実生(みしょう)っていう種が落ちて生えていく木と、人の手によって植林された木があるんですけど、小田原は植林された山が多いんですね。

植林した苗木っていうのが、割と成長の早い杉だったり檜(ひのき)だったりサワラだったり、そういう秋になってもずっと緑の濃い、落葉しない森が多いんですね。
その中でも小田原は檜が多いっていうのが特徴でしょうね。地形に適しているんですよ。

―檜を使って小田原の木材をどのように活用していくんでしょうか?

まず、(平成)23年に協議会が立ち上がった時には、人が繋がっていなかったというのが大きいんですよ。この協議会を立ち上げた時に、先ほど言った川上から川下までの団体の方々が、個々では元々付き合っていたんだけれども、団体として取り組むようになったというのがこの協議会のスタートでして、

そこで様々な議論を重ねて、まず街の人達に「自分の街にも森があるんだ。そこには木が植生してるんだ。それを活用するんだ。」っていうことを知ってもらうということで、ベンチにしたり、いこいの森のバンガローにしたり、そういう建築物と同時にイベント(啓蒙活動)として、子どもたちに夏の山に入って、木や森を体験して貰うということを5年間やってきています。

―夏のイベントでは賞を受賞されましたよね?

そうですね「木まつり」ですね。

本当に我々 木材業協同組合も森林組合も箱根物産連合会もみなさんそうなんですけれど、だんだんこの協議会をもとに、若い人間達が集まって活動し始めているというのが大きいことかなと思っています。

―高木さんにとって、小田原の「木づかい」というのはどういったことだと思いますか?

小田原の特徴であるのが、山と海が凄く近いんです。街も含めて。

小田原駅を降りてから車で5分10分走れば山に入れる。すごくそこは特別な所かなと思っているんです。

なおかつ、先ほど言った郷も木工主体とする職人たちも昔から多くの方々がいらっしゃるので、現在のニーズをすぐに森に反映できるという距離の短さが素晴らしいんじゃないかと思います。

また、我々が今扱っている・手に触るものというのは、時間軸で言うと50年~60年かからないと形にならないので、そういった意味でも我々は先代・先々代に尊敬を抱きつつ、子供・孫の代まで続けていくという襷(たすき)っていうんですかね、そういうことが出来るということが、小田原にとって今後の「木づかい」に繋がっていくのかなぁと思っています。


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「つなぐ」 木づかいびとの想い
小田原地区木材業協同組合

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